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映画「ローズ・イン・タイドランド」 監督テリー・ギリアム。
ちょっと不気味な不思議の国のアリス。そんな感じの映画。
この映画で、私が注目したのは、人間の最強の武器「ユーモア」。
ダークなユーモアを含んだこの映画。
過酷な現実を、独自の想像力と無邪気さで
逞しく生きる少女・ジェライザ=ローズ。
ローズの両親はジャンキー。友達は頭だけの人形。
映画始まってすぐにママは薬のやりすぎで死んでしまう。
それがまた滑稽で激しい死に方で、観ている者の笑いを誘う(´∀`; )
さらにそこでローズの一言。
「悲しまないでパパ。ママのチョコを食べよう」
そしてママを盛大に見送るために、パパと一緒に
ママの遺体を好きだった靴やら化粧品やらで埋め尽くす!
ここまででも旦那と一緒に爆笑してしまった。
そしてパパと一緒に亡くなったお祖母ちゃんの家に行くが
そこでパパも、薬での”休暇中”に死んでしまう。
大草原と古い家。不思議な言葉をしゃべるリス。
空想の海の底を泳ぐローズ。
奇妙な隣人との、ちょっとませた恋。
その隣人の姉に剥製にされたパパ。
そのお腹の中に放り込んだ人形の頭、
笑いながらパタパタ飛んでいる。
かなり不気味。狂気の世界。
こんなダークなユーモアを気持ち悪いと思う人もいるはず。
でも私はこんな内容に、マークトウェインの小説「不思議な少年」の
サタンの言葉を思い出しちゃいました。
”君たち人間ってのは、どうせ憐れなものじゃあるが、ただ一つだけ、
こいつは実に強力な武器を持っているわけだよね。
つまり、笑いなんだ。
権力、金銭、説得、迫害――
そういったものにも、巨大な嘘に対して起ち上がり、
いくらかずつでも制圧して――そうさ、何世紀も何世紀もかかって、
少しずつ弱めていく力はたしかにある。
だが、たったひと吹きで、それらを粉微塵に
吹き飛ばしてしまうことのできるのは、この笑いってやつだけだな。
笑いによる攻撃に立ち向かえるものはなんにもない。”
”笑い”の強さ。
ジェライザ=ローズは、孤独で残酷で厳しい現実を
子供ならではのユーモアたっぷりな想像力で生き抜いている。
そのリアリティ。
”笑い”こそが人の生きる最大の力なのかも知れない。
そんなふうに感じた映画でした☆
初コメントです(≧∀≦)∨
今、上映中の映画なんですか?それともビデオ?
なんか面白そうです!!
見たいです!!
ただただ、笑わせるだけじゃなくて、メッセージ性を含んだ内容なんですね~♪
面白そ~う(≧∀≦)∨
これはDVDを借りて観ました!
記事は私なりの解釈も入っちゃってるけど
監督も子供の強さを描いたみたいですよ☆
なかなか面白くてオススメです(^.^)v
正直言って期待通りではなかったこの映画ですが、キャラクター造形だけはなかなかシニカルで面白かった。
笑いと表裏一体の悲しみが端々に見えるのが切なかったですね。
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